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知らないと失礼?結婚式でタブーとなる訪問着や振袖などの着物の色や柄
結婚式の振袖や訪問着選びは、単なるファッションの選択以上の意味を持ちます。色や柄に込められた文化的な意味や縁起を考慮することが重要です。特に避けるべきタブーとされる柄が存在し、これを知らずに選ぶと失礼にあたる可能性があります。ここでは、結婚式にふさわしい着物の選び方と、避けるべき柄について詳しく解説します。適切な知識を持って、特別な日の装いを選びましょう。
散ることをイメージさせる桜や丸ごと花が落ちる椿の柄はタブー
結婚式の着物選びでは、桜や椿のように花が散ることを連想させる柄は避けるべきです。これらの柄は、別れや終わりを象徴するとされ、縁起が悪いと考えられています。特に桜は美しくも儚い花として知られ、その散る姿は日本の文化では特別な意味を持ちます。一方で椿も、花が丸ごと落ちる様子が「頭が落ちる」という不吉なイメージを連想させるため、結婚式では控えるのが一般的です。
下り藤・梅・蝶の柄も結婚式では避けた方が良い
下り藤や梅、さらに蝶の柄も、結婚式での着用は避けた方が良いとされています。特に蝶は黄泉の国からの使いや浮気という意味があるとされ、一部では気にされる方もいます。しかし、これらの柄が他の縁起の良い柄と一緒に描かれている、または抽象的なデザインであれば問題ないとされています。例えば、梅や桜は松竹梅の一部として、また蝶はさまざまな花と共に描かれることが多いため、これらの組み合わせであれば安心して着用できます
いくつかの柄を組み合わせている着物なら大丈夫
結婚式に相応しい着物を選ぶ際、縁起の悪いとされる柄が単体で描かれている場合は特に注意が必要です。散りゆく桜を描いた桜吹雪のようなデザインは避けるべきとされています。同様に、縁起の悪い柄がメインで大きく描かれているものや、写実的に描かれている着物も適切ではありません。一方、柄がいくつかデザインされている着物ならそのような心配はいりませんので、そのような着物を選ぶのもおすすめです。
また、落ち着いた地色を基調にし、柄数が少なく柄色もやさしい印象の振袖は、結婚式に出席する際の理想的な選択肢と言えます。これらは、控えめでありながらもエレガントな雰囲気を演出し、祝福の場に相応しい装いとなります。柄の配置や色合いが繊細であるほど、上品さが際立ちます。
ただし、白地の振袖に関しては注意が必要です。白は清らかさや新たな始まりを象徴する色ですが、結婚式では新婦の特権とされることが多く、他のゲストが白い振袖を着用すると敬遠されることがあります。このため、白地の振袖は中には気にする人もいるため、避けた方が無難とされています。
今回のまとめ
結婚式で着用する振袖や訪問着を選ぶ際には、タブーとされる柄を避け、落ち着いた色合いやバランスの良いデザインを選ぶことで、美しさと品格を兼ね備えた着物を選ぶことができます。結婚式のような特別な日には、縁起を担いだり、周囲への配慮を示したりすることで、より一層の喜びが得られるはずです。
【参考URL】
https://yourstyle.net/column/other/01/
https://www.jtopia.co.jp/wakei/wedding-kimono/