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結婚後に着る機会を失った振袖はどうする?購入した振袖の使い道
未婚女性の礼装として愛される振袖は、成人式をきっかけに購入する方も少なくありません。しかし、結婚後は着る機会が減り、どう活用すれば良いか悩む方も多いでしょう。今回は、結婚後の振袖の有効な使い道について紹介します。購入した大切な振袖を、新しい形で楽しむ方法を探りましょう。
仕立て直せば訪問着として活用できる
仕立て直しを行えば、これらの振袖は格式高い訪問着として生まれ変わります。訪問着に仕立て直すことで、結婚式の二次会、パーティー、お茶会など、さまざまなフォーマルな場面で再度活躍させることができるのです。
仕立て直しの過程では、まず振袖特有の長い袖を短くし、訪問着として相応しい丈に調整します。次に、振袖の華やかな柄を訪問着に合うように変更し、より落ち着いた雰囲気に仕上げます。これにより、振袖の若々しい印象を維持しつつ、成熟した大人の女性にふさわしい装いに変貌させることが可能となります。
ただし、この作業には高度な技術が必要であり、着物の専門家や信頼できる業者に依頼することが肝心です。また、仕立て直しには時間と費用がかかりますが、これを行うことで、大切な振袖を長く愛用し続けることができます。仕立て直しの費用は振袖の素材や状態、デザインの複雑さによって異なりますが、一般的には数十万円の範囲で行われることが多いです。
他の人に譲ったり娘のために取っておくなら仕立て直しは不要
他の人に譲ることや、娘の将来のために保存しておくことも一つの素晴らしい選択です。この場合、振袖をそのままの形で保存することが重要で、仕立て直しは必要ありません。振袖はそのデザインや色合いが特別であり、時には家族の歴史や文化的な価値を反映しています。
振袖を譲る際には、その保管方法にも注意が必要になります。振袖を保管する場合は、直射日光を避け、湿気が少ない涼しい場所に置くことが理想的です。また、振袖を畳む際には、しわを防ぐために、適切な方法で丁寧に折りたたむ必要があります。さらに、年に一度は風通しを良くするために振袖を取り出し、風にあてるなどのメンテナンスを行うことが望ましいです。
購入した振袖は買取業者やフリマアプリなどで売ることができる
結婚後に使用機会が減少した振袖は、買取業者やフリマアプリを活用して売却することもできます。
買取業者の利用の場合、専門的な着物買取を行う業者を選ぶことが重要です。これらの業者は、振袖の素材、デザイン、状態などを適切に評価し、市場価値に沿った適正価格での買取サービスを提供します。また、専門業者は振袖の取り扱いに熟練しているため、買取過程で振袖が適切に扱われることが保証されます。買取価格は振袖の状態やブランド、希少性によって大きく変動するため、事前のリサーチが不可欠です。
一方、フリマアプリを利用する場合は、振袖の写真撮影や商品説明の工夫が重要です。魅力的な写真と詳細な説明を用意することで、購入希望者の関心を引きつけやすくなります。フリマアプリでは、出品者自身が価格設定を行うため、市場調査を行い適切な価格を設定することが求められます。また、フリマアプリでは購入者と直接やり取りする機会があるため、丁寧な対応が売却成功の鍵となります。
今回のまとめ
結婚後に着る機会を失った振袖を活用する方法は、個々の状況や振袖の状態によって異なります。振袖を仕立て直して訪問着として活用する、家族や友人に譲る、娘のために保存する、買取業者やフリマアプリで売却するなど、様々な方法があります。大切な思い出が詰まった振袖に新しい命を吹き込むための選択を、慎重に行ってください。
【参考URL】
https://yamanaka-kimono.com/6blog/furisode-kirenai/
https://kimonodo.jp/kaitori/list-to-sell/
https://kaitori-yamatokukimono.jp/basic/furisode_kaitorisoba.html
https://www.the-gold.jp/item/kimono/columns/50.html