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紅型の振袖をレンタルすることで沖縄の伝統美を着こなしてみよう
紅型はもともと、琉球王朝の王家と士族のみに許された布でした。南国らしい柄や鮮やかな色づかいは、おめでたい席で華やかに着こなせると人気が再燃しています。しかし、「紅型の振袖を着てみたいけど、コーディネートが難しいのでは?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。地色も鮮やかで柄にも色数を多く使う紅型の振袖は、意外と色合わせの苦労がありません。
ここでは、個性的な紅型の振袖について、コーディネート術とともにご紹介します。
1.紅型の振袖レンタルは成人式で個性を出したい方におすすめ
2.紅型の振袖の色に合わせて、小物をコーディネートすることでおしゃれに着こなせる
3.色彩に特徴がある紅型にはたくさんの種類が存在する
4.今回のまとめ
紅型の振袖レンタルは成人式で個性を出したい方におすすめ
琉球紅型は鮮やかな色を数多く使い南国ならではの華やかさを持つ着物です。今も昔も変わらず大変人気の紅型ですが作業の工程が多く手間がかかり高価なため、あまり流通していません。レンタルの振袖の中でも紅型は数が少なく、他の人とかぶらないで自分らしい着こなしができるはずです。
沖縄の花や樹木、風景などを描いた柄も多く、友禅の技法とも異なり版画のように柄の厚みがあります。南国のはっきりした色使いや柄の描き方の紅型は、他の振袖とは違う雰囲気のスタイルになるでしょう。鮮やかで美しい紅型の振袖は、若々しい二十歳のお祝いの日にぴったりです。他の人とは違う個性的な振袖を着たい方におすすめします。
紅型の振袖の色に合わせて、小物をコーディネートすることでおしゃれに着こなせる
紅型の柄は色数を多く使われています。豊富に使われている色の中から小物の色を選ぶとコーディネートしやすくなるでしょう。赤や黄、青や緑などのカラフルな色を合わせていくつか組み合わせるとおしゃれなコーディネートができます。地色と同系色や柄の中の色を合わせた帯も素敵ですが、補色などメリハリの効いた着こなしも素敵です。
帯締めや帯揚げに鮮やかな色を加えて振袖に負けない小物使いをしてみましょう。バッグや草履を振袖の色と合わせたコーディネートもおしゃれです。合わせる小物の色を変えることで、全く雰囲気の異なるコーディネートが楽しめます。
色彩に特徴がある紅型にはたくさんの種類が存在する
紅型といえば琉球紅型の鮮やかで華やかな着物が代表的ですが、産地や技法により次のような異なる紅型が存在します。
・琉球紅型
・京紅型
・江戸紅型
それぞれの産地により柄や風合いは異なり、その特徴は次の通りです。
琉球紅型
琉球紅型は、友禅や更紗の影響を受けて琉球王朝で発展。もともとは王家と氏族のみに許され、一般の人は手にできない高貴な染め物でした。琉球紅型は地色に植物染料を使い、柄の部分には顔料を使うことが多いようです。糊で防染しながら1枚の型紙で何度も色を乗せて染めていきます。同じ作業を何度も何度も繰り返して、鮮やかで豊かな色を表していくのが琉球紅型です。
京紅型
京紅型は、京友禅の染料を使って型友禅の技法で染めます。京都の自然や風景を表したものが多いですが、近年は琉球紅型のような大胆な柄もあるそうです。
江戸紅型
顔料で染める江戸紅型は、1色につき1枚の型紙を使って染めます。色数が多いと数百枚の型紙を使うことも少なくありません。
今回のまとめ
かつては高貴な人だけに許されていた鮮やかな色使いの紅型は、華やかな印象でおめでたい席にぴったりの振袖です。地色や柄の色数が豊富なため、帯や帯揚げなどの小物の色合わせもしやすくなります。紅型の柄の中から選ぶ色を変えると、さまざまな色合わせが楽しめるでしょう。沖縄の伝統的な紅型の振袖で、個性を活かしたコーディネートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
【参考URL】
https://jculture-info.net/bingata/
【参考書籍】
着物の織りと染めがわかる事典/滝沢静江